d.sunnyone.org
sunnyone.org

ページ

2021-04-14

css-loader の camelCase オプションの行方

微妙に違うオプション名が出てくることがあるので調べたらこんな感じらしい。 また調べなくて良いようにメモ。

バージョン名前備考
v4.0.0 modules.exportLocalsConvention README / Release
v3.0.0 localsConvention README / Release
(v2.1.1とv3.0.0の間) exportLocalsStyle README / commit ※1
v1.0.0 camelCase README / Release
それ以前 camelcase
※1: 「exportLocalsStyle」は気にしなくてもよいはずだが、v3.0.0のBREAKING CHANGESで唐突に「exportLocalsStyle option was remove in favor localsConvention option」と出てくるので「camelCase」とつながらない

2021-03-31

node/browser環境での重複確認用ハッシュ文字列生成メモ

emotionのdata-属性で使っているような値が欲しかった。 emotionは@emotion/hashとして持っているものの、内部用かなぁと思うのでmurmurhashを使ってみた。 TextEncoderを使っているので環境によりpolyfillが必要。
import murmurhash from "murmurhash";

function hashString(s) {
    return murmurhash.v3(s).toString(36);
}

console.log(hashString("hfogfffe")); // 6bmwh9
参考

2021-02-12

Loqui 0.7.0 リリース

Gtk3に対応したLoqui 0.7.0をリリースしました。 

 https://github.com/sunnyone/loqui/releases 

微妙に見た目が違うのですが、まずは動くのが大事だと思ったのでリリースしました。何かおかしかったら教えてください。 

レポジトリはLaunchPadからGitHubに移動しました。本当はActionsでビルドできるようにしようかなと思ったのですが、結構手間がかかりそうなのでとりあえずパス。 

gtk2から3の変更点はここに書いている通りで、deprecatedを許容すれば、基本的には機械的に変えていけばいいものばかりなんですが、CSSでスタイリングするようになったためなのか、サイズを変えてるような処理のところがちょっと形を変えないといけないかなという感じです。


2020-12-21

tmuxで複数の開発サーバーを一括で起動する

Next.jsを複数動かす必要があったり、SPAをwatchしつつバックエンドも起動しておく、みたいな開発環境の場合、ひとつひとつ立ち上げるのは手間なので、tmuxで一括起動するスクリプトを作った。バックエンドは左にでかく、フロント達は右に、みたいなのは考慮せず、縦に並べるだけ。

2020-07-16

Lian-Li PC-Q21B + ASRock J4105-ITX で PC を組んだ

MSI N3150I ECO と Ubuntu 14.04.3 の罠 で書いたPCが壊れてしまった(おそらく電源がいかれた)ので、PCを組んだ。ROCK64 / Raspberry Pi 4 との戦いにつかれた。

構成は以下の通り。用途によっては良い構成だと思うので、後々の参考のためメモ。

M/B(CPU)ASRock J4105-ITX (Celeron J4105)
メモリKingston KVR26S19S6/4 (SODIMM DDR4 PC4-21300 4GB)
HDDTOSHIBA MQ04ABF1 (1TB 5400rpm 2.5")
ケースLian-Li PC-Q21B
電源SilverStone SST-ST30SF V2
ケースファンアイネックス Omega Typhoon G 120mm CFZ-120GLA
ケース内USBケーブルサンワサプライ USBケーブル 0.4m TK-USB2

以前のIW-BM639が(W)112mm x (H)264mm x (D)230mmなのに対し、PC-Q21Bは(W)149mm x (H)257mm x (D)224mmなので幅がだいぶ大きい感じ。でも、汎用のSFX電源が積めてフルハイトのPCI-Expressボードが入るとなると、妥当じゃない?という感じで、結構気に入っている。かわいいし。DVDドライブの部分がスロットイン限定ならなくてよくない?というのはいまいちだけど。


 サンワサプライのワットモニター(TAP-TST8N)を買ってみたので測ってみると消費電力は15Wほど。RasPi4 (+HDD)が5Wほどなので、さすがと思いつつまぁ15WはPCとして見たらいいんじゃないかな。

2020-07-05

emotionの内部構造(CSS-in-JSの裏側)

書いたスタイルがどうなるかという観点でemotion(emotion-js) v10の内部構造を調べたので図にした。styled-componentsもざっと見たけど、だいたい同じような感じ。




emotionをReactと組み合わせて使う場合、基本的には以下の動きをする(SSRが入るとちょっと違う)
  1. css`` あるいは styled.hoge`` が、SerializedStyles (ほぼ書いたとおりの状態のスタイルを表現するオブジェクト)を作る。ハッシュ+ラベルでnameがつく。
  2. ラップするための「jsx」関数か「styled」のコンポーネントが、React Contextを使ってEmotionCacheを探し出して、SerializedStylesをinsertStyles()する。
  3. EmotionCacheが、stylisでSerializedStylesを加工する(実際に使われるスタイルはここでできる)。
  4. stylisプラグインが、StyleSheetオブジェクトを経由して、containerに指定された要素(デフォルトではdocument.head)にstyle要素を挿入する。
  5. 「jsx」関数か「styled」コンポーネントが、スタイル適用された要素をclassNameを渡すことで作る。
createCache()でEmotionCacheは作れるので、CacheProviderと合わせると木の途中からdocument.head以外の場所、例えばiframeの向こう側にもstyleを挿入することができる。

Reactでない他の枠組みと統合するときは、以下を作ることになるかなという感じ。
  • cacheをつくるところ
  • (SerializedStyleを作るところ→css`` をそのまま使うのでもあり)
  • cacheを見つけてinsertするところ

2020-06-30

virt-install + cloud-initでUbuntu 20.04をインストールする

Ubuntu 20.04 (focal)のVMをいつもの通りvirt-installと--locationを使ってセットアップしていたら、WARNINGに遭遇したので、気になっていたcloud-initでインストールしてみたところうまくいったのでまとめる。
sudo virt-install (略) --location 'http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ubuntu/dists/focal/main/installer-amd64/' --extra-args 'console=ttyS0,115200n8 serial'
WARNING  Using legacy d-i based installer, that has been deprecated and will be removed in the future. https://discourse.ubuntu.com/c/server

概要

Ubuntu 20.04 ServerのVM「cloudtest」をUbuntu Cloud Imagesのイメージを使って、virt-installでセットアップする。 ディスクは、"vg0"というLVM volume groupにroot用, swap用のvolumeを作成して利用する。

LVMでボリュームの作成

lvcreateでボリュームを作る。
$ sudo lvcreate -n cloudtest-root -L 8G vg0
$ sudo lvcreate -n cloudtest-swap -L 4G vg0

イメージのダウンロードと展開

cloud-images.ubuntu.comからイメージをダウンロードする。QCOW2 Image (v2)形式らしいので、qemu-img convertを使って、rawイメージに変換しつつLVM volumeに流し込む。
$ wget https://cloud-images.ubuntu.com/releases/20.04/release/ubuntu-20.04-server-cloudimg-amd64.img
$ sudo qemu-img convert ubuntu-20.04-server-cloudimg-amd64.img -O raw /dev/vg0/cloudtest-root

cloud-init用の設定ファイルの作成

Ubuntu Cloud Imagesでは、インストーラでの設定入力ではなく、cloud-initで初期設定を行う。 NoCloudデータソースでは、設定内容をイメージから読んでくれるので、それを使う。そのイメージのための設定ファイルをまず用意する。 (詳しくは第561回 ローカルインストール時もcloud-initを活用する:Ubuntu Weekly Recipeを参照)

 今回の主な設定内容は以下の通り。
  • ホスト名
  • ユーザー名・初期パスワード
  • パーティションテーブルの作成
  • ファイルシステムの作成
  • マウントポイントの設定
  • ネットワーク
(その他の例はCloud config examplesを参照)

ファイルにするとこんな感じ。 ここで注意すべきなのは、networkは別ファイルだということと、disk_setupに罠があるということ。

 examplesによく出てくるdisk_setupのlayout: Trueは ドキュメントを読むと、
The layout option specifies how partitions on the device are to be arranged. If layout is set to true, a single partition using all the space on the device will be created.
とのことだが、新しめの環境とmbrでは機能しないので、Trueと同じように100%の領域を使いたい場合は以下のように指定する。
disk_setup:
  /dev/vdb:
    table_type: 'mbr'
    layout:
      - [100]
    overwrite: False
詳しくはBug #1851438 “cloud-init disk_setup fails to partition disk for ...” : Bugs : cloud-initを参照。

設定ファイルが並ぶ感じになると思うので、gitで並べる用のテンプレートを作った。hosts/{hostname}以下にconfigファイルを書いて./build-images.shするとbuild/にできる。 https://github.com/sunnyone/cloud-init-configs

cloud-init用のイメージの作成

cloud-init用のイメージの作成にはcloud-localdsコマンドが便利なので、cloud-image-utilsパッケージをインストールして使う。
$ sudo apt install cloud-image-utils
$ cloud-localds --network-config network-config.yaml user-data.img user-data

virt-installの実行

これで準備できたので、virt-installを実行してVMを作る。
sudo virt-install \
    --name cloudtest --ram 512 --arch x86_64 --vcpus 1 \
    --os-type linux --os-variant ubuntu20.04 \
    --disk path=/dev/vg0/cloudtest-root \
    --disk path=/dev/vg0/cloudtest-swap \
    --disk path=$PWD/user-data.img,device=cdrom \
    --network bridge=br0,model=virtio \
    --graphics none --serial pty --console pty \
    --import
しばらくしたら設定が完了して、sshでログインできる。

cloud-init設定のデバッグ

インストーラと違って対話的でないので、うまくいかないときは積極的なデバッグが必要。 基本的にはログを見ると良くて、ログは以下の場所にある。
  • /var/log/cloud-init-output.log
  • /var/log/cloud-init.log
詳しくはFAQを参照。 イメージごときれいにしなおしても良いが、/var/lib/cloudをきれいにするともう1度走らせることができる。
$ sudo rm -rf /var/lib/cloud/*

cloud-init用のイメージのeject

最後にuser-data.imgを外してあげておしまい。
$ sudo virsh change-media cloudtest sda --eject --config