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2022-12-31

自室作業環境再構築(2022)

もともとリモートワーク的に作業する環境はあったものの、机にガタが来たのをきっかけに見直しをして作り直したので、その環境のメモ。もう数ヶ月前なのでちょっと情報が古かったりするのだけど、部屋の環境を作るときの参考になれば。

家具

デスク: FlexiSpot E8 (+ 120cm 天板)

まずはデスクから。今までのデスクはキーボードの棚を引き出して使って、上にプリンタ棚があるいわゆるPCデスクという感じ。地震でキーボードの棚が引き出せなくなったことをきっかけにサイズを測ってみたら幅100cm/奥行き50cmしかなくてなるほどこれは狭いなと。

いっそデスクは新調しようということで調べてみると、高さが調整できたほうが良さそうだなというところには来て、電動昇降をありにするか迷っていたのだけど、使っている人にヒアリングしてみると、ずっとそこで仕事するなら切り替えになって良いという話を聞いたので、まあ机はケチるところではないし買ってみようかと思い電動昇降つきを選択。

機種としては、昇降デスクの定番らしいFlexiSpotのメインストリーム系であろうE8を選択。120cm天板/ウォールナット色をセットで追加。

実際に使ってみると、新しい体験で面白かった。スタンディングであまり作業してはないのだけど、細かい調整が気軽にできたり、配線なんかのときに持ち上げて作業できるのは嬉しい。どの程度活用されていくかは未知数だけど、らしい使い方を探していくことを含めて楽しそうだと思う。

ちょっとがっかりだったのがウォールナットの色がだいぶ赤っぽかったこと。現物を確認できなかったので、仕方がないけど、暗めの茶色にしたかったので、セットだと他の選択肢はなかった。結局電動ユニットやコントローラは木ねじで止めるので板はなんでもよく、こだわるならかなでものというところの天板を合わせるのがテンプレみたい。サンプルを注文できるみたいだし、選ぶ手間とコスト感が合えばそのほうがいいかも。ホームセンターで板を買ってきてDIYする人もいるらしい。

あとは幅について。100cmから120cmになってだいぶよくなったが、まだちょっと狭い。140cmを置けないことはなかったから140cmにしたほうが良かったかなと思いつつ、今の環境だと無理やり感出るからこれでもよかったかな、みたいな、サイズに関してはちょっとモヤっとする感じになってはいる。奥行きについては10cm伸びたのと、モニターアームをつけたこともあって結構いい感じにはなった。

PCワゴン: 30cm✕60cmで天板が昇降するやつ

PCは台車に乗せてデスクの下に置こうと思ったのだけど、120cmの幅だとだいぶ狭くなってしまう。仕方がないので横に置くことにしたのだけど、PCの上が棚になっていれば実質デスクを幅広く使えるのでは?ということで、天板を昇降できるPCワゴンをAmazonの森をかき分けて探してきた。結果座っている側の高さにあわせるといい感じにデスクを延長できている。

下に入れる場合でもPCワゴンいろいろあるみたいだから、フィットするのを探してみるのもいいかも? 

ケーブルトレー: クランプ式/ワイヤータイプの40cm✕2セットのもの

デスクが昇降するので、卓上↔床の配線はなるべく少なくしたい。となると、天板側になんとかしてケーブルを持ってくる必要がある。そのためにケーブルトレーというものがあって、形がいろいろあるのだけど、こだわりがないので、Amazonの森をかき分けて2個セットなのにセールで1.5kというものを見つけたので購入。

手軽そうだったのでクランプ式を選んだのだけど、どうせネジ止めしているので、ネジ式でも良いとは思う。ただ、モニターアームのクランプと干渉しない位置に設置する必要があるので、そのときに融通が効きやすいものを選択するのが良いとは思う。

椅子:REC-128AX

20年前くらいに買った手動昇降つきでメッシュ背面なオフィスチェア。いいやつがあれば置き換えるかもしれない。

長く使っているから座面の合皮がやぶれてはがれてしまったのだけど、合皮補修シートを使って直したらいい感じに戻った。

タイルカーペット: サンゲツ スタイルキットループ

昔から使ってたニトリの安いパズルマットと比べると圧倒的に良くて、ずれないし質感も良い。素直におすすめできる。

定価は40x40で800円/枚くらいだけど、楽天で500円/枚くらいのところがあった。サンプルも送ってもらえるので、試してみると良いかも。

デスクの寿命から派生した環境再構築のPCまわり編。デスクが変わったので、PCまわりもいろいろ不便だった部分を直した。

PC周り

モニタ: I-O DATA LCD-GCWQ341XDB

モニタは34インチ ウルトラワイドモニタ(UWQHD: 3440x1440)を選択。これは正解だった。

モニタは6年くらい前に買った27インチ4Kのモニタ(LG 27UD58P-B)と15インチ4Kのモバイルディスプレイを使っていたのだけど、27インチ 4K はdot by dotで使うと163ppiと、21インチ フルHDの105ppiと比べると圧倒的に細かくてスケーリングしないと使えない。

現実的に使おうとするとWQHD (2560x1440) 相当が109ppiなので、150%スケーリングしたいところなのだが、XOrg環境はまだ浮動少数スケーリングが得意じゃないので、200%でフォントサイズを調整して使っていた。

フルHD (1920x1080)x3の環境に慣れているので、なるべく広く取りたいのだけど、4Kも 200% にするとフルHDになってしまって、全く広くなくなっていた。

24インチ WQHD(2560x1440)を2つ並べるか?いや122ppiは細かすぎる、WUXGA (1920x1200)を2つしかないか?などと考えていたところ、34インチ UWQHD(3440x1440)の存在に気づき、選択した結果ちょうどいい感じになった。

湾曲でないほうがいいかなと思ったのだけど、使ってみてるとそんな困らない気もする。経験したので、今選ぶならまた違った選択肢になりそう。

サブモニタ: EVICIV 15.6インチ モバイルディスプレイ 4K

前に買ったやつを34インチモニタの上につけている。チャットアプリやターミナルを置いたりしているが、必要なときに見上げて使うのはちょっと辛いのでなんとかしたいところ。

モニターアーム(メイン用): エルゴトロンLX

悩むくらいならこれ選んでおけという感じで出てくるが、実際使ってみて納得。 強いし、調整もしやすい。あまり動かさないからこれでなくてもいいのではとも思うけど、わざわざ他を選ぶほどのことでもない印象。

モニターアーム(サブ用): Bracwiser PCモニターアーム + エルゴトロン クイックリリースブラケット

モバイルディスプレイ用のアーム。重いものではないから安いやつでいいものの、メインモニタの上に配置するから高さがあるものということで選んだ。ただ、モバイルディスプレイはヘッドレスなPCのメンテ用でもあるからモニタ側に取り外し可能にするブラケットをつけて外せるようにした。

スピーカー: EDIFIER R19U2

今まで使っていたスピーカーは置きにくくケーブルの取り回しが大変で、もうちょっと音がいいやつが欲しいなと思ったのでリーズナブルで便利そうなやつを買った。4000円くらいなので音はすごくいいわけではないけど、この値段なら納得できるし、見た目も悪くない。 Amazonを見たら一緒に比較検討してたJBL Pebblesが6264円なので、たいていはこっちでいいと思う。音質はこっちのほうが良い。ただ、スピーカー本体にボリュームノブがついてないので、その意味ではR19Uのほうが便利。

マイク: マランツ M4U

昔から使っているもの。マイク〜って形をしている。 3000円くらいのくせに、もろもろの付属なんかに比べるとずっと音質が良いのでおすすめ。

マイクスタンド: anctarc マイクスタンド

USB Type-C 充電器: Baseus PD 充電器 65W 6-IN-1 1250W 電源タップ

机の上にUSB PDの口とAC 100Vの口を出すために買った。サイズ感、配置の安定感なんかがよくてこれは正解。65Wで十分かどうかは注意だけど、足りないなら100Vの口から増やすのもあり。

USBハブ: ORICO USB3.0 ハブ 4ポート

これはハズレ。クランプで止めるのはいいけど、やっぱりバスパワーはつらそう。デバイスの認識がぱたぱたする。

工具

電動ドリル: makita DF033DZ

FlexiSpotは電動ドリルで木ねじを締めることを期待しているので、電動ドリルを買った。makitaの掃除機を持っていて、そこで10.8Vのバッテリーを使っているので、それに合わせてmakitaの10.8Vバッテリーを使う電動ドリルを買った。ご家庭にmakita色のものが増えるのは不思議な感じだけど、安心感がある。

makitaの工具的には14.4Vバッテリーが今の主力のようで、バッテリーの前提がなければそこから選ぶのが良いと思う。3kくらいの安いやつを選んでしまっても良い気もするけど。

今までの机を解体するときに便利かなと思って買った六角ドリルピットがほかでも使えてすごく便利だった。併せて買うと良いかも。

作業

デスクまわりほぼ一式作ったのでだいぶ疲れた。本当は既存環境も一応維持してBlue/Green的に構築しようと思ったのだけど、作業エリアのことを考えてなくて、結局復帰までPCまわりが使えなくなってしまった。

一気に注文したわけではなく、順番に頼んでいったのだけど、出来上がっていくのを見ながら軌道修正できたのでこれは正解だった。例えばPCワゴンなんか最初の設計にはなかった。建築にアジャイル要素は難しいよなと思っていたのだけど、活きる部分もあるなと思った。翌日到着するいまの通販インフラさまさまだけど。

参考

 設計にあたりリモートワークとスタンディングデスクや周辺事情 - tech.guitarrapc.cómには大いに参考になった。感謝。

 

2022-11-03

PulseAudioのデバイス接続時自動切替とデフォルト入出力の設定

Ubuntuを再起動すると入力デバイスが変わって音が拾えなくなる問題が起きていたのだけど、デバイス接続時にPulseAudioがデフォルトデバイスを自動切り替えする機能を切ればよくなりそうなので、無効にする方法をメモしておく(この環境では結果的にUSBオーディオデバイスがいくつもぶら下がっている形になっているので、認識順やつないでいる状態で順番が変わったりするのだと思う。バスパワーのハブにつながったカメラが怪しい)

PulseAudio 自動切り替えの無効化

自動切り替えを無効化するには、/etc/pulse/default.pa のmodule-switch-on-connectの記述をコメントアウトする。

### Use hot-plugged devices like Bluetooth or USB automatically (LP: #1702794)
##.ifexists module-switch-on-connect.so
##load-module module-switch-on-connect
##.endif 

デフォルト入出力デバイスの設定

これの前はデフォルトの設定を変える方法を試していたので、それも併せてメモしておく。

1. デバイスのnameを探す

汎用的には、pacmd list-sources / pacmd list-sinks でデバイスのname:を探す。
$ pacmd list-sources
(略)
  * index: 8
        name: <alsa_input.usb-C-Media_Electronics_Inc._MARANTZ_M4U_20190520-00.mono-fallback>
(略)

ここで出てきたname: を後で使う。アスタリスクは今デフォルトに選ばれているもの。

GNOMEの設定の「サウンド」で選択していれば、pactl get-default-source / get-default-sinkでも得られる。

$ pactl get-default-source
alsa_input.usb-C-Media_Electronics_Inc._MARANTZ_M4U_20190520-00.mono-fallback

2. 設定ファイルに記述する

/etc/pulse/default.pa.d/00-default-device.conf に以下のように記述する。
set-default-source alsa_input.usb-C-Media_Electronics_Inc._MARANTZ_M4U_20190520-00.mono-fallback
set-default-sink alsa_output.usb-Resonessence_Labs_Resonessence_Labs_HERUS-00.iec958-stereo
なお、pactlコマンドでも変えることができるので、シェルスクリプトに書くのも可。
$ pactl set-default-source alsa_input.usb-C-Media_Electronics_Inc._MARANTZ_M4U_20190520-00.mono-fallback

参考

安定のArchWiki。

PulseAudio/サンプル - ArchWiki