USB-SATA変換アダプタなんて、速度以外はみんな同じだろうと考えていた。3TB HDDを接続するまでは。
今回は、USB-SATA変換アダプタを使って、3TB HDDをLinuxに接続するお話。
結論:3TB HDD対応と書かれたアダプタを使おう
用意したもの
・3TB SATA HDD
Western Digital WD30EZRX。タイ洪水前に買ったものである。
Windowsですでにパーティションを作っており、全領域をNTFSとして割り当てているつもりのディスクだが、Windowsでパーティションを作った際、Windowsさんが頭に小さな領域を作ったらしく、パーティションは2つある。当然ながらGPTである。
・Ubuntu 11.10 (x86)の入ったPC
ちなみにカーネルは3.0.0-14-genericらしい。
・USB-SATAアダプタ
今回用意した(用意してしまった)のはこの3つ
1. AOTECH HDST-U1
転がっているLinux boxにHDDをつなげられるようにと買ってみたもの。HDDを立てて使うタイプ。
2000円以下ぐらいと安価に購入できる。以下接続してみた結果。
<接続した際のkern.log>
…sdbとsdcが見える。
<fdisk/partedの結果>
2.2TBと0.8TBのディスクが見える。
2.2TB + 0.8TB = 3TBなので、容量としてはフルに見えているつもりのようだが、これではちゃんと使えない。
ちなみにWindows Vistaから見ても2つに見える。やはり使えない。
2. Groovy UD-500SA
HDDが壊れてしまったときとかに、つないで試せるように前から買ってあったもの。SATAと電源のコネクタだけあるタイプ。HDST-U1のせいじゃなく、HDDが壊れているのかと思って試しにつないでみた。
<接続した際のkern.log>
以下同じエラーが続く。
fdisk/partedは、裏でエラーが出つづけるだけなので、使えない。
「5860533168 512-byte logical blocks: (3.00 TB/2.72 TiB)」と出ているので、正しくサイズは認識しているが、I/Oができないようで、結局これも使えないということになった。
Windows Vistaではきちんと見えるし、使えるのが不可解であるが。
3. CENTURY 裸族のお立ち台 USB3.0 (CROSU3)
もしかすると、2TB越えはGPTにするだけでなく、ハードウェア側の対応もいるのかなと秋葉原に行ってみたら「3TB対応」のシールが貼られていたので買ってみたのがこれ。商品名の通り、HDDを立てて使うタイプ。
<接続した際のkern.log>
非常に短い安心のログである。
<fdisk/parted>
きちんと3TBが見えているし、パーティションテーブルもきちんと見えている。マウントも問題ない。
Windows Vistaから見ても問題ない。
というわけで、3TB HDD 対応とされている製品を買ってきたら問題なく利用することができた。
2TB越えのHDDを接続するときは、ケチらずに対応が明示されている製品を買おう。
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