そのセッション限定でマルチディスプレイ設定を行う
LXDEに限った話ではないが、xrandrコマンドを使うとマルチディスプレイの設定ができるので、このコマンドで設定できる。まず、xrandr -qでモニタの一覧を出す。
$ xrandr -q Screen 0: minimum 64 x 64, current 3840 x 1080, maximum 16384 x 16384 VBOX0 connected 1920x1080+0+0 0mm x 0mm 1920x1080 60.0*+ 1440x1050 60.0 1280x960 60.0 1024x768 60.0 800x600 60.0 640x480 60.0 VBOX1 connected 1920x1080+1920+0 0mm x 0mm 1920x1080 60.0*+ 1440x1050 60.0 1280x960 60.0 1024x768 60.0 800x600 60.0 640x480 60.0
モニタの名前がわかったら、--outputと--right-ofや--left-ofを使って、モニタの位置を指示する。
xrandr --output VBOX1 --right-of VBOX0
このあたりの操作は、ArandrというXrandrコマンドのフロントエンドがあるらしいので、Arandrを使うとGUIでできるのだと思うが、後述の自動起動のためにコマンドで行っておく。
参考:https://help.ubuntu.com/community/Lubuntu/MultiDisplay
マルチディスプレイ設定を維持する
上記のxrandrコマンドによる設定は、そのセッション限定なので、Xを使うたびに設定する必要がある。ただ、それは面倒なので、自動起動することにする。
~/.config/autostart/ に.desktopファイルを置くと、Xセッション起動時に自動起動が走るので、これを活用する。
具体的には、~/.config/autostart/multidisplay.desktopファイルとして、以下の内容を記述する。
[Desktop Entry] Name=multidisplay Exec=xrandr --output VBOX1 --right-of VBOX0 Type=Application
参考:Autostarting (日本語) - ArchWiki
これで自動でマルチディスプレイ設定が毎回行われるようになる。