M/B(CPU) | MSI N3150I ECO (Celeron N3150 Braswell) | |
メモリ | Crucial 4GB DDR3-1600 SO-DIMM 1.35V CL11 (CT51264BF160B) | |
HDD | HGST 2.5" 500GB/5400rpm (0S03794) | |
ケース | IN WIN IW-BM639 | 余ってたやつ |
ケースファン | Ainex OMEGA TYPHOON 8cm/15mm厚 (2000rpm/25.26cfm/20.4db) |
「第385回 Celeron N3150で省エネPC生活:Ubuntu Weekly Recipe」では、いくや先生が「IW-BP671/300B」で組んでいるのだけど、うちの「IN WIN IW-BM639」はそれのずっと昔のモデルだと思う。多分「Wavy II(IW-BMR651)」が現行モデルで、ちょっとずつデザインを変えながら生き続けている模様。このサイズで3.5"ドライブを2つ格納する場所がある上、ロープロファイルの拡張カードが挿せるのはオンリーワンだと思うのでIN WINには引き続き作って頂きたい。(拡張スロットが2つついていても、Micro-ATXが入るわけではないだろうし、Mini-ITXだとつけようがないと思うのだけど、一体何がささるのだろうというのはあるが。)
メモリは別の構成用に検討したので1.35Vになってるだけで1.5V使えるらしいし、HDDも3.5インチ入るのに2.5インチなのは単に静かそうだからってだけ。
罠
しかし、ここまで到達するのに紆余曲折あったので、順番がおかしいのだけど、はまりそうな順に。罠1: インストーラがインストールメディアを認識しない
Ubuntu 14.04 (14.04.3) をインストールしたのだけど、ちょっとだけコツがある。インストール中にCD-ROM(USBメモリ)の認識に失敗する(「cd-rom couldn't be mounted」というメッセージが表示される)ので、Alt+F2でコンソールに降りて以下のコマンドを叩いた後、インストーラ画面に戻ってボタンを押すとなぜか進む。Braswellのせい?USBメモリの作り方が悪い?# df →/mediaがマウントされている場所を確認。ここではsdb2とする。 # umount /media/ # mount /dev/sdb2 /cdrom
参考:debian - Unattended installation of Ubuntu from USB drive -- Not mounted correctly - Server Fault
罠2: ケースファンとメモリモジュールが当たる
写真の通り、メモリスロット1の位置とケースファンを設置する位置が近いので、もともとつけていたよくある25mm厚のファンだと干渉して配置することができなかったので、15mm厚のファンに取り替えた。ケースファンなんてなくてもいけそうな構成だけど一応つけてみた。スロット2があるからそっち使えば?と思うかもしれないが、1枚しか挿さない場合は1のほうに挿すことになっているらしいのだ。写真はうまく入っている15mm厚のファンをつけた場合。マザーボードとケースの板までの間隔は20mm程だったので、それ以下でないとあやしい。
罠3: ASRock N3150-ITX には ATX12V がない(拡張カードを使うには電力不足)
最初は、Weekly RecipeにあわせてASRockで組んでいたのだけど、PCI-E x1スロットはあるものの、拡張カードによってはドライブできない(できなかった)のでやめた。N3150-ITXにはATX12V (「田」の形をしているコネクタ)がないので、PCI-Expressへの電力が足りないのだと思う。拡張カードを挿す予定ならこのMSI N3xxI ECOが良いと思う。パフォーマンス
別に期待してないからどうでもいいのだけど、CPU性能はどんなもんかなと思ってうちの子達とsysbenchを使ってざっくり測ってみた。「sysbench --test=cpu --cpu-max-prime=20000 --num-threads=$I」のtotal time。数値が小さいほど処理にかかった時間が短い。
CPU / --num-threads | 1 | 2 | 4 |
---|---|---|---|
Atom CPU N270 @ 1.60GHz (2008, Diamondville, 1C/2T, 2.5W) | 341.3614 | 207.2697 | 207.3816 |
Celeron N3150 @ 1.60GHz (2015, Braswell, 4C/4P, 6W) | 52.5502 | 25.2181 | 12.5651 |
Core2 Duo P8600 @ 2.40GHz (2008, Penryn, 2C/2T, 25W) | 32.2077 | 17.1554 | 17.1533 |
Core i7-5500U CPU @ 2.40GHz (2015, Broadwell, 2C/4T, 15W) | 25.0218 | 12.9399 | 7.7414 |
Core i5-3570S CPU @ 3.10GHz (2012, Ivy Bridge, 4C/4T, 65W) | 22.272 | 11.4481 | 6.2018 |
Core i7-4790S CPU @ 3.20GHz (2014, Haswell Refresh, 4C/8T, 65W) | 20.5893 | 10.5406 | 5.5582 |
整数演算だけ見てもなぁというところだけど、ざっくり。カテゴリ的には上の表でめちゃくちゃ遅いN270と似たような立ち位置になると思うのだけど、さすがに年代が進んでかなり速くなっているといえる。
ちなみに計測はこんな感じでやった。1回の結果しか使わない雑っぷり。
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(for I in 1 2 4; do sysbench --test=cpu --cpu-max-prime=20000 --num-threads=$I run | sed -ne 's/.*total time: *\([\.0-9]*\)s/\1/p'; done) | sed -e "s/^/`hostname`,/" |
[2016/5/10 追記]
別の環境でも試してみた。
CPU / --num-threads | 1 | 2 | 4 |
---|---|---|---|
Core i7-2700K @ 3.50GHz (2011, Sandy Bridge, 4C/8T, 95W) | 22.5338 | 11.5043 | 5.9518 |
Core i7-6700K @ 4.00GHz (2015, Skylake, 4C/8T, 91W) | 17.6773 | 8.8458 | 4.4978 |
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