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2014-09-19

一部のSSDとext4でWriteが激しく遅い問題に対処する

結論:dbench 5 -D .で3MB/s程度しか出ないときは、barrier=0マウントオプションを検討する。

背景

Windows8.1の上のVirtualBoxにUbuntuを乗せて開発をしていたのだけど、開いたウィンドウがフルスクリーンの裏/表に回っちゃうとか、3D性能が下がるせいでウィンドウマネージャが限定されて効率が悪いといった不満があったので、今のご時勢にデュアルブートにすることにした。

それ自体はまぁいつもの感じでできて、グラフィックがサクサクになって期待通りの感じだったのだけど、ディスクI/Oが異常に遅い。apt-getすると「Unpacking~」で数十分とか待たされて、apt-get upgradeが全然終わらない。

これでは使い物にならないので、なんとかすることにした。
 

対処

使っているSSDはcrucialの「CT256V4SSD2」。ファームウェアが更新されていて、変更内容がパフォーマンス改善だったので、更新してみるものの、改善されない(なお、ディスクは消去されるのでインストールし直した)。

遅くなる事例がないかなと思って調べてみると、どうやら廉価なモデルらしく、painfully slowとか言われていて、機種のせいかとあきらめかけたら、まさかの日本のAmazonレビューに気になる記述を発見。

※2013/2/14追記
公式フォーラムでの情報を参考に、Linux ext4ファイルシステム環境において
ほぼ完全な動作を得られましたので一応追記しておきます。

mountオプションとしてnoatime,nodiratime,data=writeback,barrier=0,commit=180,nobhを指定することでフリーズを回避できるようです。
CD/USBブート後当SSDに対してtune2fs -o journal_data_writeback /dev/sd**を実行、
fstabのオプションフィールドに上記パラメータを追加することで、ようやく完全にSSDとしての性能を発揮するようになりました。
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/B0092LHA7Y

この中ではbarrier=0が気になったのでmount -o remount,rw,barrier=0 /でマウントしたらapt-getのひっかかりがなくなった。

計測

もう体感では明らかに速くなっているのでこれでもいいのだけど、検索してみると同じ症状ではないかと思われる人がベンチマークを取っている(ext4のボトルネック除去:(SSDの)命懸けベンチマーク編)ので真似して「dbench 5 -t 30 -D .」で1回だけざっくり測ってみた結果がこちら。

Crucial CT256V4SSD2 / dbench 5 -t 30 -D . / 1回
Throughputmax_latency
未設定3.29658 MB/sec1222.288 ms
barrier=0106.397 MB/sec841.859 ms
barrier=13.29504 MB/sec1100.531 ms

体感と一致するありえないぐらいの遅さが数字に出ていた。3MB/sって光回線より遅いよ...

barrier=1がいつでもここまでインパクトを与えるかというとそうではなく、ずっと使っているノートPCのSSD(Crucial C300-CTFDDAC128M)では以下の通り。

Crucial C300-CTFDDAC128M / dbench 5 -t 30 -D . / 1回
Throughputmax_latency
未設定118.525 MB/sec52.287 ms
barrier=0144.024 MB/sec29.145 ms
barrier=1118.909 MB/sec44.737 ms

確かに遅くはあるのだけど、桁が変わるほどではない。max_latencyを見ると、さっきのSSDは投げ捨てろって感じだけどね...

ついでなので、SSDにTRIMコマンドを発行するようになる「discard」オプションをつけて測ってみたが、特に変化はない様子。

結局

上記の結果と、たいして重要なデータを置いていない作業用PCだということを踏まえて「barrier=0,discard」を/etc/fstabにマウントオプションとして追記することにした。

大事なデータを扱っている機械なら、こんな個体に当たったら使うのをやめるべきと思う。

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